北アフリカ・革命・イスラミック・・・チュニジア⑤(カイラワーンの市街地 を歩く)
カイラワーンを7回訪れた者は、メッカを訪れたとみなされる。カイラワーンは北アフリカ一の聖都であり、西方のメッカでもある。今日は、メディナの南方に展開する市街地を訪ねて、市民の生活を直接垣間見てみたいと思う。
メディナの門前にも雑多な露店がひしめいている。
古着や古靴、そして果物と庶民の生活がうかがえる。
耐久性と軽量性を兼ね備えた中空の赤レンガは、家の建築素材である。
チュニジア独自の工法で作られたレンガかと思っていたが、これとウリ二つのものをコロンビアのスラムを狙った写真でも見かけたので、もしかすると少なくとも北アフリカから中米にかけて広く普及しているのかもしれない。
瓶代を含めて4D(200円)のコカ・コーラを売っている店主。
請求金額を聞いて、思わず「ずいぶんタケーナー」と言った吾輩の本音を聞いた彼の従業員が苦笑したのを見た店主は、顔を真っ赤にして「瓶は貴重なんだ」と言い訳をアラビア語で言っていたように思う。
ホテルに持ち帰ったアラビックなそのコーラ。
肉屋の少年
魚屋の少年
ウサギ屋の少年
サン・ノムでコーヒーを飲む。
チュニジアは「カフェ」ではなく「コーヒー」でOK。
加工前の本来の姿をした生きの良い食材を消費者に提供してくれる。
魚も切り身は置いていない。
これはトビウオだよ~
野菜市場の裏方を覗いてみる。
変形したり鮮度の悪いものは潔く廃棄処分。
このような規格のパンをあちこちの店で売っていた。
商品の輸送には馬車も活躍している。
しゃれた白馬の馬車。
ハイヨー
スーパーを覘いてみるが、商品は豊富である。
ブランドだろうか「アフリカ」を冠したオイルサーディン。
平日の日中にもかかわらず、友達と遊べる環境は恵まれているのか、それとも不幸なのか。
ブータンの人たちのように、「その日の食事ができれば幸せ」だとすれば、うらやましい国民性である。
クルマの修理工場
外のクルマは、おれが直したんだぜっ!
と、工場の内部を案内してくれた。
いい味だしてるフランス製のクルマ。
まわりに溶け込んでいるクルマ。
ネットカフェを見かけたが、日本語対応かどうかは未確認。
カイラワーンは質の良い羊毛絨毯の産地でもある。
ベルベルのセーターを自慢するひと。
それはピーナツですか?と聞くと、食べてみるかいと試食させてくれた。
八百屋
早々と今日の市を終了した地区もある。
銅板をハンマーで叩いて製品化していたクラフトマン。
鍵屋
サハラ以南の遺伝子を持つ少年は、優しそうな目が印象的だった。
交差点で信号を見かけたのは、チュニス国際空港の周辺だけだった。
その代わり、インドでおなじみのロータリー式の交差点をよく見かけた。
ホテル・ラ・カスバの駐車場の係員。
日中のホテル・ラ・カスバ。
グランド・モスク(北西方向)
グランド・モスク(南東方向)
by sekaihahiroi | 2012-02-15 17:57 | tunisia