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社会保険庁の次はどこか

先だって、とある役所へ行ったところ、職員がネットを閲覧している所を見てしまった。


なんだー忙しそうだな。と、揶揄すると。
「公務員の育児休暇」について調べていたんですと、その男性職員は応えた。
いまは男でも育児休暇が取れる時代なんだからどんどん取れよ。と、励ましてやった。


すると、
「将来が見えないんですよね、この職場は・・・・・」と、なにやら深刻そうな表情をする。
「職場が地方移管される可能性がありますからねー」と、どこか投げやりな態度も見え隠れする。

そしたら、国家公務員から地方公務員になるだけで心配ないんじゃないの。
「いやー採ってくれないでしょう」
「都道府県だってやっと今の職員を維持している状態ですから」

そーかー
では、〇〇さんたちの身分はどうなると思う?

「たぶん社会保険庁のようになるんじゃないでしょうか」
つまり、公務員から民間人になるということかい。
「ええ」


彼の職場では、1年更新の非正規公務員たちが7割ほどいて、正規の職員たちと同じ職務をこなしている現状である。
したがって、同一職務同一賃金、すなわち職務給という観点からすれば、「非正規」の方はワーキングプアーといわれるほど低賃金なので、本来は賃上げをしてあげなければ非合理だし、逆に「正規」の方に視点を移せば、賃金が高すぎるということになってしまう。

かわいそうだが、
国家予算の半分が借金というわが国の状況からすれば、おのずと答えは導かれてくるのではなかろうか。


貧しくとも、強く逞しく生きている子供たちは世界中にたくさんいる。
来年は、大人も気をしっかりともって生きて行こう。
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by sekaihahiroi | 2011-12-24 08:46 | アニョーバの世界