ズミクロン35mmとNEX-6
10数年前にライカM6とズミクロン35mmを購入した。
新品で買ったので、ズミクロン35mmはアスフェリカルである。
しかし、その後急速にカメラ業界もデジタル化が進み、フィルムを通す機会がほとんどなくなってしまった。
ズミクロン35mmを決める際に、ズミクロン50mmと大いに迷ったことが今さらながらのように思い出される。
今回購入したNEX-6はAPSサイズなので、くしくも50mmの画角を手に入れたことになり、とてもハッピーである。
もし、当時50mmを選択していたとすれば75mmとなり、とても使えたものではない。
マウントは、信頼の日本製。RAYQUALとした。
蘇ったズミクロン35mm。
フロントヘビーはしょうがない。なにしろ真鍮製なのだから。
フードは12585。
描写はさすがズミクロンである。
毛の1本1本を見事に再現している。
f2.8
コントラスト・・・・・AEで撮ったが全く破綻していない。
f5.6
周辺光量の低下・・・・・・NEX-6は先輩機のNEX-7で不評だったこの問題を見事に解決してくれた。
f2.8
f8
背景のボケ具合・・・・・自然なボケ具合ではなかろうか。合格点。
NEX-6のピーキングレベルは合掌したカ所の色が変わる便利な機能である。
ピーキングレベルのレベルを低から中、高へと実験した結果分かったことだが、このピーキングレベルは被写界深度を読みとり、表示してくれるようである・・・・・これは凄いテクノロジーだ。
もちろんかつての銀縁カメラのようにファインダーを暗くすることはない。
f2.8
絞り解放・・・・思わずうなってしまった。
f2.0
ズミクロン35mmとNEX-6組み合わせでは、フードは12526の方がスマートだろう。
12585のクラシカルな雰囲気も良いが、NEX-6には12526の方が似合う。
recommend・・・・・EVファインダーが付いて5万円前後の価格。2013年最強のズミクロン用カメラだ。
総評・・・・・・・・・・・・★★★★★
by sekaihahiroi | 2013-12-17 15:18 | カメラ