リニア・鉄道館
名古屋のあおなみ線金城ふ頭駅そばにあるリニア・鉄道館には、時間つぶしとしてだけではない積極的な価値を見出したい。
フェリーターミナルの最寄り駅である野跡駅隣りの金城ふ頭駅なので、帰路に利用するには好都合である。
C6217

展示車両の中でも懐かしい想い出のC62は、急行ニセコを函館本線の山線経由で小樽と長万部間を牽引していた。
なかでも33パーミルの目名~上目名間のC62重連はマニアが本当の気違いになったところである。
(伯備線の布原も同様にマニアが熱くなったところだが、こちらはD513重連だった。)
とりわけ前補機を勤めたC62の2号機は、デフレクター(通称デフ)に燦然と輝くつばめが人気に拍車をかけていた。
C57139

貴婦人として人気があったC57だが、貴婦人と擬人化した理由はよく分からない。
現在でも磐越西線を走行しているので、息の長いご婦人である。
オハ35

東北本線や奥羽本線、そして米坂線などで世話になった茶色い客車である。
東北本線をC61が牽くこの客車の想い出は、松島のトンネルに入る直前に前方から「窓閉めよー」と叫び声が上がり、皆一斉に窓を閉めたが間一髪間に合わず、黒煙が車内に充満した記憶がある。
スハ43

スハ43の想い出は、臨時急行いわてである。
当時の急行は、まつしま・いわて・あずまといずれも電車で、L特急のひばり・やまぎこ・はつかりを補完していたのだが、繁忙期に出現する臨時急行は電車不足のためか客車を使用していた。
その場合はブルートレインが一般的だったが、時としてオールスハ43を利用した「茶色い急行」が出現し、子供心にハズレクジを引いたかの心境になり、情けない思いをした。
キハ82とキハ181


奥羽本線回りで上野~秋田を結んでいた特急つばさで使用していた。
キハ82は、福島~米沢間の急こう配を単独では登れず、前補機にELを頼んだのは懐かしい。
この前補機がED75なのかED71なのか、あるいは別な機種なのか記憶がない。
キハ82とキハ181の運転席のフロントから両サイドにかけてカーブしたガラスが近代的でカッコ良いと思っていた。
by sekaihahiroi | 2016-02-09 14:28 | 滋賀県 | Trackback | Comments(0)