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2014年 04月 29日 ( 1 )

みみげ

かつての「ちょい悪おやじ」も経年変化によって「やんちゃじじい」となった感がある。



そこで、人生経験を積んだ「やんちゃじじい」は、じじいの物理的な条件を考えた。
じつは数年ほど前から散髪にいくと、耳の中を特殊な形状をした剃刀でぞりっとやられるようになった。


それと前後して、電話中に受話器を持つ左手とは反対の右手の指先で、伸びた耳毛を一本探し出して抜く快感を知った。

探し当てた時の音が、糸電話をピーンと張り、その糸をさすった時の音に似ていて楽しい。
抜いた毛をしげしげと観察しながら、しかし相手との会話も抜かりなくできる技はたいしたものだ感心しながら、今日の獲物に満足する「やんちゃじじい」であった。


毛の分布が徐々に頭頂部から下方修正されてきた時が、おやじとじじいの境界線なのだ。
そのような自説に酔いしれる昭和の日。

by sekaihahiroi | 2014-04-29 09:52 | アニョーバの世界