初乗船となるいしかり

特等のマイルームは6デッキにあり、エンジン音は聞こえない。
乗船時間は23時間ほどだ。

津波はこのブリッジを飲みこんだ。

出航に浮かれるカモメと・・・・。

苫小牧航路ではいつも暗闇で活躍するタグボートも、この航路では姿をさらす。

タージマハールのような仙台港を後にする。

潮ではなく塩である。

パナマ船籍ではないのだ。

僚船だすれ違いだと、大はしゃぎ。

きそである。

ぼーっ!

部屋で暫時休憩
陸地にはそろそろ福島第1原発の廃墟が見える頃なので、気持ち悪いから外を見ない。

いよいよこの航路最大の見せ場が来た。

船尾にも来た。

煙突にも来た。

西方の沖合から来た。

デッキにも来た。

避難ボートにも来た。

さらば3月17日のお天道様。

部屋でシャワーの後はブッフェだ。

既定量の大生3杯を喰らって、白河夜船だ。

▲ by sekaihahiroi | 2016-04-26 14:21 | 船旅